SAO×艦これ 艦娘と浮遊城 0-A

まえがき

SAOのリアル発売日から約1月が経過して、何かのキャラクターにSAOの世界観を取り入れられないかなあ…と考えて、現在やっているゲームだとアニメ2期が放送されて話題の『艦これ』のキャラクターを利用できそうだな!ということで突貫工事でブログに書いている次第です。拙作ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

注意事項

・このお話は『艦これ』×『SAO』の2次創作となります。

・諸事情によりキャラクターの改変が含まれる可能性があります。

・このお話では一部の主要人物は登場しません(そもそも存在しないことになっている人もいます)。が、原作コンシューマ両方でSAOに参加していない人やヒースクリフ等のストーリー上外せない人、原作で死亡している人は登場するかもしれません。

 

以上ご理解の上よろしくお願いいたします。

 

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プロローグ はじまりの大地

A リンクスタート

深海棲艦との戦争が終結してから数年後…

今日は2022年11月6日日曜日。

朝、目覚めて自室でテレビを点けると、早速例のニュースが入り込んできた。

「『ソードアート・オンライン』いよいよサービス開始!」

ゲーム店に並ぶ長蛇の列を見て朝からすごい人の行列だなあと思いつつ、俺は朝食を食べるため食堂に向かった。

終戦から2年ほど経過した今、鎮守府だったこの建物は私立学校に生まれ変わっていて、元提督の私はここの校長を務めながら、居住している。

また、艦娘の多くは終戦後養子として引き取られ、この学校にも多くの元艦娘が通い、そして卒業していった艦娘もいる。

なお、ケッコンカッコカリのシステムは終戦をもって入籍に変わるというシステムの都合上、この学校にはごく少数の元艦娘、そして元鎮守府関係者も暮らしている。

平日の昼間なら多くの生徒や教師で混みあうのだが、今は閑散としていた。私は厨房を覗くと『嫁』、すなわち入籍した艦娘2人が朝食の準備を終えようとしていた。

吹雪・択捉「「おはようございます!」」

「ああおはよう二人とも、朝からいつもご苦労さん。警備員さんたちもそろそろ来るだろうし、一緒に食べようか」「「はい!」」

3人で食事を運び終えた頃、食堂の入り口のドアが開いた。

「やあみんな、おはよう」「深夜遅くまでお疲れさんやで、健次郎」「あまりその名前で呼んでほしくないのだがな」

食事はやはりSAOの話題で持ち越しだった。吹雪と択捉は12時のサービス開始と同時にプレイ開始するらしい。しかし私は業務があるため遅れてプレイ開始する予定である。健次郎についてはこの後本社に行かねばならず、プレイできない身であるが終始笑顔の表情であった。

 

その後1人で業務をしていたが、終わった際には時計はもう15時過ぎを指していた。

俺はベットに向かい、ナーブギアを装着し、ひとつ深呼吸をして、小さく叫んだ。

「リンクスタート!」

========キャラ紹介========

植田 裕貴(うえだ ひろき)、元提督

 新潟生まれ、北海道育ちという経歴の提督。18の時に提督になり、深海棲艦の撲滅に成功した。その後短大に通って教員免許を取得し、現在は20代前半という若さで私立学校の校長をしている。

 

植田 伊吹(うえだ いぶき)、元吹雪型一番艦「吹雪」

 彼の鎮守府に最初に入った艦娘であり、長い付き合いとなっている。真面目であるが、それ故にやや騙されやすい。択捉とはかなり仲がいい。

 

植田 杏美(うえだ あみ)、元択捉型一番艦「択捉」

 提督が北海道に生まれ育った際に初めて出会った艦娘。彼が提督を目指すきっかけになったのか彼女の存在のお陰。彼女も真面目だが、吹雪とは違って騙されることはあまりない。ちなみに「杏美」というのは「提督が女の子だった場合付けられる予定だった名前」である。

 

今井 健次郎(いまい けんじろう)、元鎮守府憲兵、現某警備会社所属

 仕事に誠実な人。また、非常に接し方もいいことから一部の元艦娘からプロポーズを受けたがすべて拒否したという。現在は私立中高の警備員たちのまとめ役を主にしている。

 

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